2014年10月7日火曜日

ユニセフのつどい

台風一過の今日は青空が高く、秋が巡ってきたと感じます。
今年は特に災害が続いて起きていて、なんとも痛ましいことです。
夏の土砂災害からまさかの御嶽山の噴火、静岡から関東地方に上陸した台風18号。
各地の被災されたみなさま、ご家族を亡くされたみなさまのご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。


ユニセフが支援を続けている開発途上国でも、また新たに緊急支援が必要なことが起きています。
西アフリカのギニア、リベリア、シエラレオネではエボラ出血熱の感染が広がり、親を亡くした子どもたちが3,700人にものぼると報道されています。

中東をめぐる情勢はますます混迷を深め、シリアやイラクの難民は増すばかりです。

親を失い保護してくれるものもなく路頭に暮らすということや、住まいを失い着の身着のままで戦火を逃れるということが、子どもたちにどんな影響を与えるのか考えてみたことはありますか?


そこで、世界中の厳しい状況にいる子どもたちのことを少しでも知ってみたい考えてみたいと思い、「誰でも大切なひとり」をテーマに、2014年のつどいを開催します。今ではあまり報道に取り上げられないインドの厳しい状況にある子どもたちについてのお話を元広島女学院大学教授ロナルド・クラインさんにお願いしました。
10月11日土曜日13:30よりゲバントホールで開催します。詳しくは広島県ユニセフ協会のHPでご案内しています。

みなさまのご参加をお待ちしています。



2014年8月21日木曜日

災害お見舞い申し上げます

このたびの広島市,北部の土砂災害で、40名以上の方が死亡・行方不明となられました。
中には小さなお子さまもいらっしゃいます。痛ましい限りです。
ご冥福を祈るとともに、一刻も早く不明の方が見つかることを願っています。

家屋の損壊45棟以上、1,000人以上の方が避難生活を余儀なくされています。
また今夜も雨になり、土砂災害が起きる可能性があるので十分な注意が必要とニュースでながれています。今は青空が広がり、真夏日が戻ってきているというのに。
これ以上の災難が起こりませんようにと祈っています。


さて、広島県ユニセフ協会の会報21号発行の準備が進んでいます。9月半ばに発送を予定しています。
ユニセフが世界の子どもたちのために行っている支援のこと、支援に必要な資金を募るためにユニセフの活動を理解していただこうと行っている広島県ユニセフ協会のボランティアの活動のことなどを掲載しています。
子どもたちの命を未来を守りたいと願う気持ちを共有できれば幸いです。

2014年8月1日金曜日

ガザ

暑い日が続いています。みなさまにはいかがお過ごしでしょうか。

7月8日イスラエル軍が戦闘を開始してから3週間余りが過ぎました。
今回の戦闘は、ヨルダン川西岸地区で3人のイスラエル人の若者が拉致され殺害されたこと、東エルサレムでパレスチナの少年が拉致され焼死体で発見されたこと、が発端になったと報じられていました。
ほかの国では殺人事件として捜査し、犯人を裁判にかけて終わるところの事件だと思います。何故にここまでの報復の応酬がなされなければならないのか・・・?

今日の新聞で、8日からの戦闘でパレスチナ側の死者数は1,372人、負傷者は約7,700人に達したとあります。戦闘員以外の一般市民、子どもたちが犠牲になっています。
ガザからのロケット砲でイスラエルの側の子どもたちも危険にさらされています。

ユニセフでは人道危機緊急募金としてパレスチナ・ガザ地区とイスラエルへの支援を募っています。心身ともに傷ついている子どもたちのためにご協力をお願いいたします。

2014年7月14日月曜日

シリア危機

7月5日に岡山で行われた七夕学習会会場に日本ユニセフ協会の新しいパネルが展示してありました。
シリア緊急募金のために子どもたちの様子をお知らせするパネルです。
「戦いたくない。だから、大人になりたくない。」
切ない言葉です。
紛争を続ける大人たちは、子どもたちの未来にいったい何を残せるのでしょうか?


 
 
シリアの苦難に直面しているこの子どもたちが、未来に希望を持てるように、安全な暮らしや教育が受けられるように・・・。シリア緊急募金にご協力をお願いします。

2014年6月22日日曜日

頒布会にて

20日21日とイオンモール広島府中で頒布会を行いました。
梅雨空のもと、多くの方にブースにお立ち寄りいただきました。

「この製品の半分は途上国の子どもたちの支援に使われるんですね?」と購入して、お釣り銭も募金箱に入れてくださる女性がいらっしゃいました。
募金されるその目には涙が浮いています。「どうされましたか?」と尋ねると、「困難な状況にある人たちのことを思うと悲しくなります。」
素直なきれいな心を持ってユニセフに協力していただきました。

私たちボランティアもこの気持で、自分のできる限りのことをしようと広島で活動しています。
想いを共感できた一瞬でした。心より感謝します。

2014年5月18日日曜日

感動!感謝! 玉本英子さん

昨日、ジャーナリスト玉本英子さんの講演会には約60名の参加をいただき、盛況の内に終了しました。
NHK広島が玉本さんの取材に来られ、夕方のニュースで流れていました。「一度戦争の道に入ってしまったら誰にも止められなくなる。日本でも今後どんなになるかわからない状況なので、シリアから学ぶものは多いのではないか。」と話されています。

玉本さんのお父様は広島出身の方で被爆されています。彼女は被爆二世としての自覚から、広島に呼んでもらえたこと、広島で話すことができたことをとても喜んでおられました。

講演会の報告は広島県ユニセフ協会の活動報告に後日掲載します。


ここでは、講演後の交流お茶会でのこぼれ話をいくつか拾ってみます。

広島は被爆地として中東でも首都東京の次に有名な日本の地名で、本籍地HIROSHIMAのパスポートを見せると、フレンドリーに接してもらえたとか。
イラクからシリアに出入国するのにイラクの管理官が「イラクの地に指先一本でも入ったら引っ張り込んで保護してやる」といったとか。
シリア北部の村のおじさんが危険を顧みず、ひとりで前線に向かっては戦闘停止のために奮闘している話とか。
現在お住まいの大阪の小学校中学校などで講演をされることも多く、その子どもたちたちとイラクの子どもたちとの交流を図られているとか。

大阪に20年お住まいで、すっかり大阪弁に染まった言葉がとても暖かく心に入ってきます。
興味深い話をたくさん聞かせていただき、玉本さんにすっかり魅了されてしまいました。

参考までに アジアプレス・ネットワークのサイトに玉本英子さんのシリア報告が掲載されています。

2014年5月12日月曜日

5月17日ユニセフ講座お知らせ

いよいよ今週末、ユニセフ講座「取材映像で見るシリアの人々は今」開催です。

2011年1月、「アラブの春」という民主化運動の波に乗って、シリアでも反政府運動が始まりましたが、反政府VS政府から反政権勢力間の争いにまで発展して、複雑に絡まった内戦状態になってしまったようです。人口約2,200万の国ですでに10万人以上の人々がこの内戦で命を落とし、550万人の子どもたちが危険にさらされています。出口の見えないシリア危機

シリアを直接取材されたジャーナリスト玉本英子さんに内戦の実相を伝えてもらいます。


会場 県民文化センター5階サテライトキャンパスひろしま502大講義室
時間 13:30から16:00
参加費は無料です。
お申し込みは広島県ユニセフ協会事務所 tel&fax 082-231-8855

危機にさらされる子どもたちの痛みを知るために、ぜひご参加ください。